就活でも大事にした「好きなこと」

就職活動はどうでした?

IT系の専門学校に通っていたので、そのままIT業界に進もうと思いました。
ただ、それだと職種が沢山あって決められなかったので、安定性や職場の環境を考えて、
企業の社内システムエンジニアを目指しました。

将来のことをかなり考えられるようになったんですね。

そうかもしれません。
とはいえ、社内SEと決めただけでは会社までは絞れないですから。
自分が好きなことと絡めたいなと思って、アパレル企業の社内SEを目指しました。

なるほど!
友人きっかけのファッションへの興味が、ここで活きてくるんですね。

そうですね。
最終的には縁あって、知り合いから今の企業を紹介されまして。
取り扱っている商品や仕事内容について聞いて、そこを受けました。
そのまま就職が決まり、今もそこで働いています。

本当に高校を決めたときとは全然違いますね。
成長したんですね。

やっぱり、自分で考えた方がいいですよね。
好きなことに携われるなら、モチベーションも高まりますし。
大下さんが不登校を「ドロップアウト」して得たもの

不登校時代に遡り、今までの出来事を語っていただきましたが。
振り返ってみて、不登校時代は大下さんにとってどんな時期でした?

自分が成長するのに必要な時期だったんだと思います。
自分と現実の折り合いをつけたというか。

自己理解を深める期間だったんですね。

中学受験までは世間知らずな子どもで、
当然ですけど家族にプライドをしっかり守ってもらっていました。
まだまだ現実が見えておらず、正直調子に乗っていましたね(笑)

それが、中学校での病気をキッカケにして崩れたと。
部活出来なくなって、勉強にも追いつけなくなって……ってことですよね。

不登校になるまでは自分が努力すれば、何だって手に入ると思ってました。
勉強にちゃんと取り組めば、第一志望にちゃんと受かりましたから。
しかし、現実はそんなに甘くないと不登校の期間中に思い知らされました。

思い通りにならない経験と、そこから立ち直ることが出来て、
結果的に早めにコケて正解だったのかも。大人になってからコケたら、
今イキっていたかもしれませんね(笑)

また中学時代のような、理不尽な出来事に巻き込まれたらどうします?

まず、起きたことをくよくよ考えてもしょうがないですよね。
悲観はしないと思います。自分にやれることをやるしかないですから。
事態はいずれ好転していくだろう、と楽観的に考えると思います。

昔、理不尽な出来事にプライドを破壊された経験がありますから。
それこそが、不登校経験者の武器ですよね。

ありがとうございました!
・・・・・・
・IT系の専門学校は高校と違い、自分で決めた進路だったので通うモチベーションが高かった。
・おしゃれ好きな友人の影響で、自分でも外見に気を遣うようになって自信がついた。
・自分に自信がついたことで、イキる必要が無くなった。
・好きなことに携わろうと考えて、アパレル系の社内SEとして就職した。
・大下さんにとって、不登校は自分と現実の折り合いをつける期間だった。
・理不尽な出来事にプライドを破壊された経験こそが、不登校経験者の武器。




