小学校からずっと不登校だった僕。復帰経験者として伝えたいこと。〜好きなことを一生懸命やることの大切さ〜 不登校経験者インタビュー 篠原さん#3(終)

卒業後の進路と学生生活

ちなみに、進路はどのように考えていたのでしょうか

篠原さん
篠原さん

まず大学に進学するのか就職するかという点では、就職は無理だと思っていました。やはり不登校の期間が長く、対人関係の不安や、気持ち的、勉学的にも時間が欲しいと思いました。だから、大学の4年間を就職の準備期間にしようと思って、大学進学を決めました。

就職を念頭に、ということでしょうか

篠原さん
篠原さん

そうですね。でも、大学選びに困りました。将来やりたいことが見つかっていなかったので。一応、その時点で興味ある分野で選びました。あとは大学生活中に見つけようかなと。

やりたいことを見つけようという気持ちだったんですね。話は変わりますが、大学は高校と違って色々なひとが来ますよね。抵抗はありましたか?

篠原さん
篠原さん

ありました。正直、初日行ってみて仲良くなれる人がいなさそうだなと思いましたね。周りのノリと合わないかもって思いました。

行かないという選択肢はありましたか?

篠原さん
篠原さん

ないですね。ちゃんと高校3年間通ったという自信があって、勉強は一人でどうにかできると思いました。友達作りはどうしようかなって思いましたが(笑)

ちなみに大学時代、不登校の話はしましたか?

篠原さん
篠原さん

ほぼしていないですね。例えば雑談の中で小学校時代の話とか出ても、「行ってなかったから知らんわ」と、軽く流して終わらせていました。改まって話したりはしていないですね。わざわざ言うことでもないなと思っていたので。

不登校だったことを聞かれたときはどうしていましたか?

篠原さん
篠原さん

特に誤魔化したりせず、普通に答えていました。大学で友人に聞かれた時は茶化されたんですが、特に嫌な気持ちになりませんでしたね。親しい人なら知られても構わないかなと。

自分のことを話せる人がいると、とてもありがたいですよね

長い不登校生活を経験して

不登校を経験したからこそ得られたものはありますか?

篠原さん
篠原さん

人の痛みがわかるようになったと思います。自分も悩み逃げ回った痛みを知っているから、それを理解しようとする気持ちは人一倍強いと思います。

篠原さん
篠原さん

あとは、高校生活で出来ないことを一つ一つ克服したように、頑張れるようになったと思います。

不登校のときに、もっとこうしておけばよかったと思うことはありますか?

篠原さん
篠原さん

暇な時間が長かったので、好きなことを見つけるというか、他に趣味を作ってもよかったかもしれないと思います。

篠原さん
篠原さん

野球が好きなので、親に頼んで野球観戦なりバッティングセンターに行くなり、もっとやりたいことを追求してもよかったのかなと。

篠原さん
篠原さん

今は逆に好きなことが多くて、時間が欲しいなと思っているので。

当時、自分から動くのは難しいですよね

篠原さん
篠原さん

そうですね。だから、例えば自分が親だったら自分と同じ状況になった時、好きな部分を広げる手伝いはしてあげたいと思います。

篠原さん
篠原さん

やっぱり、不登校だったときは学校に「行きたくても行けない」もどかしさが強くて、好きなことをしていいのかなと思っていました。

篠原さん
篠原さん

でも、本当は自分のやりたいことをしていいんですよね不登校だからと言って塞ぎ込まずに、まずは自分の好きなことを一生懸命やることが大切だと思います。

ありがとうございました!

…………

全3回にわたり、篠原さんのインタビューを掲載いたしました。
小・中学校と不登校だった篠原さんが、高校で「他人と関わりたい」と思って行動し始めたこと、素晴らしい行動力だと思います。他人と積極的に関わるようになって、遠慮がちだった対人関係にも変化が生じたそうです。

  • 自分の好きなことを一生懸命やることが大切
  • 親しい人になら、不登校経験を明らかにしても気にしなくなった
  • 刺激的な環境に入って、自分から行動できるようになった

当ブログでは、今後も不登校経験者の体験談を掲載していきます。

当記事が皆様の参考になれば幸いです。