中学校にほとんど通うことができなかった篠原さん。
一転して、高校では皆勤賞を取るほど毎日登校を続けることができたそうです。
今回は「高校生活から今まで」のインタビューを掲載いたします。

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PROFILE
篠原さん(仮名)
20代、男性
出身地:神奈川県川崎市
不登校期間:小学校3年から中学3年 現在は医療品メーカーに勤務。
不登校からの復帰経験で得られたこと

前回、高校では皆勤賞を取ったとのことでしたが、通いきるのだけでもすごい事だと思います。何か理由はありましたか?

篠原さん
もちろん最初は通うことを中心に考えていましたが、一年生の頃によく学校行事の運営に参加しているクラスメートがいました。隣でやっているのを見ていて、自分も一緒にワイワイしたいという気持ちが出てきて、参加し始めました。

対人関係の不安は、学校生活を通して消えていったんでしょうか

篠原さん
完璧とまでは言えませんが、かなり消えたと思います。対人関係に苦手意識がありましたし、不登校の原因でもあります。しかし、自分も沢山の友人と一緒に色んなところに顔出したり、誘われたいと思いました。だから、積極的に学校のイベント運営に携わるようにしました。

身近に参考になる人がいて、刺激を受けたのがよかったんでしょうか

篠原さん
そうですね。外に行こうよと言われても嫌がる性格だったので、誘われるというより刺激を受けて、自分から参加したいと思えたのが良かったんだと思います。
