土曜NHKドラマ ひきこもり先生を見て②~崩壊直前の家庭と不登校の居場所。子どもの幸せのために出来ること~

不登校問題を第三者視点で捉え、気付くこと

作中で、征二の父親は「奥さんとやり直すか、離婚して生活保護を受けるか」の二択を拒否します。

それに対して、「受けたらいいのに」という感想を抱くひとも多いのではないでしょうか。
ドラマの場合、私たちはいち視聴者です。なので、状況を冷静に捉えることが出来ますよね。

こういうツッコミができること自体が、ドラマで描かれていることの利点だと思います。
もし自分や、近しい人にそういった事が起こっていたとしたら、果たして同じように「受けたらいいのに」と促すことが出来るでしょうか?
提案しようと考えても、彼らの事情を知っているから、言えないケースがあると思います。

私たちは自分だけの視点で物事を捉えがちです。
不登校という難しい問題であればなおさら、視野が狭くなりがちです。

そんな時には、第三者視点でツッコミを入れてみると、意外な解決策に気付くかもしれません。
そもそも「子供が幸せ」であるべき、という原点に立ち返ってみるのもいいと思います。

ドラマでは『ひきこもり先生』こと陽平が、「子どもの幸せ」を第一に考え、両親に必死に働きかけて事態が好転したのですから。

私たちにできること

『ひきこもり先生』第2話は、
各々の事情が違う中で何を大切にすべきか、改めて考えるキッカケを与えてくれました。

また、不登校や引きこもりを経験した人を巻き込み、力を借りることが効果的だと感じました。
身の周りに経験者がいなかったとしても、経験談をインターネット上で発信している方が沢山います。
検索やSNSなどで経験談に触れることで、自分の状況を客観視し、気付きが得られます。

私たち『StopOver』も、経験者のエピソードや知見を共有しています。
不登校や引きこもりに関わる人の参考になるように、これからも運営をしていこうと思います。
私たちと一緒に、状況をより良くする一歩を考えていきましょう!

ちなみに、「ひきこもり先生」は、しっかりと現実に則した描写をしているのも、おススメポイントの一つです。
実際の教育現場への取材を行って、しっかりと考証がなされています。

作中に登場するステップルームは、正式には「教育支援センター(適応指導教室)」という名称で実在します。
各自治体の教育委員会が、本籍校への復帰を目指して運営しています。
令和元年の調査結果を見るかぎり、小中学生が利用者の中心になっているようですね。
「教育支援センター(適応指導教室) に関する実態調査」結果

「不登校の現状」については監督が、取材を重ねて物語を作り上げた、という話をしています。
なので、現実に対応している部分が多いと思います。
NHK「ひきこもり先生」石塚監督 最終話に込めた思い語る – ドラマ : 日刊スポーツ (nikkansports.com)