いじめと不登校の現実。小学校の仲間と離れたことで孤立した中学生のリアル 不登校経験者インタビュー 首藤さん#1

小学校の仲間とバラバラに進学することになり……

首藤さん
首藤さん

地元には三つ小学校があるんですが、中学校は二つなんです。

二つの小学校は、生徒たちがそのまま中学校に持ちあがるんですよ。

小学校での人間関係が、そのまま中学校の人間関係になります。

首藤さん
首藤さん

ただ私が通っていた小学校だけは学区の関係で、
二つの中学校の近いほうに、バラバラに通うようになったんです。

となると、他の小学校ですでに出来上がった人間関係に入っていく必要があったんですね。

首藤さん
首藤さん

そうなんです。初めの頃から、自分は仲間外れな雰囲気を感じていました。
周囲から孤立したせいで、自然とハブられて、いじめの対象になったんだと思います。

一緒に中学に上がった友達とグループを作ったりしましたか?

首藤さん
首藤さん

一緒に上がった子たちとは最初仲良くしていましたが、そのうち声がかけられなくなりました。
誰かから、私に関わらないように言われたのかもしれません。

ああ……確かに、私は「あいつ無視しようぜ」っていじめっ子に言われたことがあります。
薄情にも思えますけど、首藤さんと関わると自分たちもいじめられるかも、
と思ったのかもしれませんね。やるせない……

当時の性格について

当時の首藤さんは、今振り返るとどんな性格でした?

首藤さん
首藤さん

コミュニケーションを取るのが苦手でした。聞いていることの方が多くて、自分から話すことはあんまりなかったです。人見知りっていうほどでは無かったですが、声をかけられるまで自分から行こうとはしませんでした。

そうだったんですか。今のご様子からは想像もつかないですね。

中学でいじめが横行していたせいで、そもそも自分から交流することも難しそうですね。

その経験から、ご自身がコミュニケーションが苦手だと思ったのかもしれない、と感じました。

首藤さん
首藤さん

そうかもしれませんね。

皆で仲良く……というにはほど遠い環境でしたから。

部活でも友人がいじめに。徐々にターゲットは自分自身へ。

部活には入っていましたか?

首藤さん
首藤さん

友達に誘われて、半年間だけ吹奏楽部に入りました。

吹奏楽部はどんな雰囲気でしたか?

首藤さん
首藤さん

そうですね……

部活で仲良くしていた、違う小学校から上がってきた子がいたんですけど。
その子がいじめられて、そのうち部活を辞めて学校にも来なくなったんです。

首藤さん
首藤さん

そしたら、ターゲットが変わって。今度は私がいじめられるようになりました。
私が不登校になったら、次は別の子がターゲットになったんだろうな……と思います。

教室でも部活でも、学校中でいじめが蔓延していたんですね。

首藤さん
首藤さん

常に誰かしらはターゲットにされていたように思います。
はっきり言えるのは、決して雰囲気の良い学校ではなかったです。

・・・・・・

学校中で横行していたいじめ。自分がそのターゲットになってしまった首藤さんは、居心地の悪さから不登校になります。その後、生活にはどんな変化があったのでしょうか。
次回の記事へ続きます!

  • 今回のエピソード主である首藤さんは、地元の中学校に進学した。出身の小学校の知り合いが少ない事から、疎外感を強く感じるようになる。
  • 中学1年の夏頃から、クラスで無視されるようになる。
  • 半年間だけ吹奏楽部で活動していた。部活では仲の良い友達がいじめのターゲットになってしまった
  • その友達が不登校になり、次は自分にターゲットが変わった。
  • クラスでも部活でもいじめを受けるようになり、とにかく居心地が悪く不登校になった。
  • 中学生当時はコミュニケーションに苦手意識があったが、そもそも学校中でいじめが蔓延して、「みんなで仲良く」とは程遠い環境だったのが原因かもしれない。