こんにちは、森岡です。
普段は不登校経験者インタビューの執筆やサイト構築を行っております。
今回は、学校が好きだったけど、不登校になってしまった私自身の経験と、思うところについて書いていきたいと思います。

神奈川県在住 30代社会人
容姿きっかけで部活でいじめられ、中学二年から卒業まで不登校を経験しました。
不登校の経験をプラスに変えて、気楽に人生を過ごしてもらいたい。
自分の経験を今困っている不登校生と保護者に届けたいと思い、不登校支援を始めました。
不登校経験者へのインタビュー、コラム記事の執筆を3年以上続けています。
学校が嫌いだから不登校になるのか?
学校が嫌いだから不登校になるのかと言えば、必ずしもそんなことはないと思います。だいたい「いじめ」だとか「雰囲気」だとか「担任/クラスとのトラブル」など、不登校へのトリガーを引く出来事があって、学校に行けなくなると思います。
文部科学省が出している 平成30年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について によれば、”「学校における人間関係」に課題を抱えている”と答えた生徒数は約2.2万人、全体の割合の18.7%程度だそうです。
このアンケート結果が意味していることは、学校に原因があるとはっきりしている生徒が、これだけいるということですね。私が不登校になったきっかけも部活動での人間関係でした。

この18.7%の「学校における人間関係に課題を抱えている」人の中には、学校が好きだけど、いじめなどの問題があって通えない人がいると思います。なので、学校にトラブルがあったから「通わせなければいい」が正解、ではないですよね。
私は学校が好きなのに、行けないというもどかしさを感じていました。確かにいじめはありましたが、それでも通いたいと思っていました。でも、身体が拒否反応を示して、ついてこないんです。
今回は、そんな「学校が好きだけど、不登校になるケース」の話をします。
学校好きだが不登校になるケース
私は中学2年生から卒業まで、不登校でした。
「いじめ」というほどひどい状況ではなかったのですが、周りがよく私の容姿をからかってきました。最初は軽いふざけ合いのようなものだったので、笑って流していたのですが、だんだんと内容がエスカレートしていきました。
言われ続けているうちに、学校生活の全てが嫌になってしまい、学校に行けなくなりました。
私は学校という場所が好きです。これは今でも変わらずに思っていることです。みんなで一緒の時間を過ごして、ふざけあって楽しむことが好きです。
それに、何をすべきかは先生から指示されて、言われた通りに頑張れば褒められます。
ついでに自分の力も伸びていきますよね。
深いことを考えずに学び、遊べる学校という場所が好きです。それから、やりたいことがあれば、それなりに自由にやらせてもらえます。部活や選択授業は、自分の興味あることをやれていたと思います。
小学生時はやんちゃに過ごし、いたずらっ子たちと一緒に、周りに迷惑をかける悪ガキでした。
一方で、容姿的なコンプレックスがあり、いじめや鬱に悩まされたこともあります。
私が不登校になった直接的な原因も、容姿への過剰ないじりのせいでした。
中学2年生の時、剣道部での成績が振るわず、不安定な精神状態だったのですが、その時に部活仲間が発した「お前、白血病のひとみたいだよな。そうやっていつも帽子被ってるの」という一言、一生忘れないと思います。
あの何気なく放たれた一言のせいで、台無しになったことを思い返すたびに、ぐるりと黒い渦が心を満たしていくようで、気分が悪いです。
この発言から少し経ったころ、部活の朝練に行くために通学路を歩いている途中に、強烈な吐き気を催して自宅に帰りました。ただの体調不良だと考えていたのですが、翌日も同じ場所で吐き気がこみ上げてきて、何日もそれを繰り返し、不登校になりました。
学校好きでも不登校になった私から
先述したように、私は学校が好きでしたが、友人から酷いことを言われて傷つき、通えなくなりました。
当時通っていた個別指導塾に事情を話すまでは、学校が好きなのに通えないもどかしさを抱えて引きこもっていました。
この話は次回詳しく書こうと思います。
心が傷ついている君へ
皆さんが経験してきたように、私も当時は辛いことを、たくさん経験してきました。
聞くに耐えないような、誹謗中傷。軽いからかい感覚で吐かれた、人をたやすく傷つける一言。
容姿などの、自分ではどうすることも出来ないことについて言われると、
「私だって好きでこういう容姿をしているわけじゃない」と思ってしまいます。そして、その言葉が自分にも深く刺さってしまい、自分のことが嫌いになってしまいます。
何を言われても気にするな、とは言いません。
しかし、心ない一言だけで、自分のことまで嫌いにはならないでください。
保護者の方へ
不登校のお子さんがいるご家庭では、ぜひ「うちの子は学校が嫌いなのか」と断定しないであげて欲しいです。私と同じように学校が好きで、でも行けないもどかしさに苦しんでいるかもしれません。
もし「学校は好き」ということであれば、学校や、フリースクールなどの複数人で学ぶ環境との関係を断ち切らない道を、お子さんと一緒に考えていただければと思います。

