「勉強に追いつけないけど、部活に行きたい」→不登校?

学校では毎日のように小テストが課されるんですが、これが全然わからなかったんですよ。それに、成績が良くない人は放課後に自習させられるルールがあって、好きだった部活に参加出来なくなりました。
自分のせいじゃなく、病気のせいでこういう状況に陥ってしまったことが悔しかったですね。

自習すればいい、というのは今考えればその通りなんですが。そもそも「どうして自分が苦しまなくてはならないんだ?」という気持ちが消化できずに、イライラしていたんです。

なるほど。病気で休んでいたんですから、勉強が遅れても大下さんは悪くないですよね。
部活に行けるように多少学校が配慮してくれれば、と思うんですが。

学校側は「勉強を追いつかせれば、学校に通うストレスが無くなる」と考えていたと思います。
先生は優しい人たちばかりで、丁寧に教えてくれました。
ただ、勉強が上手くいかなかったから部活にも行けなくなって。
そういう状況に陥ってしまったことのストレスが大きかったです。

病気の影響で体調悪くて休む日もありました。でも元気な日も「今日は行く気しないや」と感じることも多くなりました。徐々に、学校に行く気力が無くなってしまいましたね。
部活に行きたい俺 VS とにかく勉強に追いつかせたい学校

順調だった学校生活が、病気という不条理によって壊されてしまった現実が、なによりも辛かったんですね。
ちなみに、どんな部活に所属していたんですか?

ヨット部ですね。

おお、珍しい部活に所属していたんですね!
どんな活動内容だったんですか?

最初は用具の使い方や風の受け方などを座学で勉強して、
一年生の初秋ぐらいですかね。その頃にようやく乗れました。
チームで一人乗りのヨットを作るんですよ。

部活の仲間と一つの目標に向かって打ち込んで。完成したらようやく海に出られるんですから。「ようやくヨット部として一人前になれる!」って感じでした。
部活の環境も、人間関係も良くて。楽しかったですね。

聞いているだけで楽しそうな内容ですね!
それだけに、勉強に時間が割かれてしまって部活の時間が無いというのは、大下さんにとって辛い状況だったと思います。

そうですね。
勉強に置いていかれたのは自分のせいではなく病気のせいなのに、どうしてわかってくれないんだ、と。学校に反発するようになって、更にどんどん休みがちになりました。

今思えば、どうしようもない状況を誰かのせいにしたくて、
学校に反発しようとしていたんじゃないかな。

部活と勉強の両立が出来なくて苦しい。
そんなストレスのぶつけ先が、欲しかったのかもしれませんね。

学校に通う日のほうが少なくなって、二年の冬頃でしょうか。
自分と同じように、通常のクラスに通えなくなった人たちを集めた適応指導教室に、週2回通うようになりました。

この頃からですかね、ひねくれたのは。
・・・・・・
- 中2に上がってすぐ、腸の病気で約4ヶ月間学校に通えなかった。
- 勉強に置いていかれ、今まで順風満帆だった学生生活が急に壊れたと感じてショックを受けた。
- 追いつくために放課後は自習を強制され、好きだった部活に通えなくなった。
- 勉強が遅れたのは病気のせいなのに、なぜやりたいことを我慢をしなければならない?
とストレスが募っていった。 - ストレスのはけ口として学校に反発するようになり、更に休みがちになっていった。

